「投資は気になるけど、こわいし難しそう」——そう思って一歩を踏み出せていない人、多いと思います。
そんな人にこそ手に取ってほしいのが、『ジェイソン流お金の増やし方』です。お笑い芸人でIT企業の役員でもある“厨房のジェイソン”さんが、自身の実践してきたお金の増やし方をまとめた一冊。今日はこの本を、私なりにレビューします。
先に言っておくと、この本のやることはとても地味です。でも、その地味さこそが最強なんです。
この本が言っていること(ざっくり)
やることは、たった3ステップの繰り返しです。
- 支出を減らす(ムダなものを買わない・徹底的に節約する)
- 浮いたお金をインデックス投資に回す(全米株などに、長期・積立・分散で)
- あとは、ほったらかす(値動きに一喜一憂しない)
そして「Save(貯める)→ Invest(投資する)→ Repeat(繰り返す)」。これをただ続けるだけ。奇をてらった裏ワザは、一切出てきません。
このブログの考え方と、驚くほど重なっていた
読んでいて「これ、うちのブログで言っていることと同じだ」と何度も思いました。
このブログ(お金ののびしろ部)では、お金づくりを「守り×攻め×運用」=お風呂にお湯を溜めることにたとえています。ジェイソン流を当てはめると、こうです。
- 守り=栓を閉める … ジェイソンさんの「徹底した節約」。まず漏れを止める
- 運用=お湯が複利で増える … 浮いたお金を「インデックスに積み立てて、ほったらかす」
つまりこの本は、守りと運用を、いちばんシンプルな形で1本につないでくれる本なんです。「節約は苦しいだけ」ではなく、「節約した分を投資に回して、お金に働いてもらう」——この流れが腹落ちします。
特に響いた3つのポイント
① 節約は“ケチ”ではなく“戦略” ジェイソンさんの節約は徹底しています。でもそれは我慢のためではなく、「本当に大事なものにお金を使い、投資の元手をつくる」ため。栓を閉めるのは、お湯をたくさん溜めるためなんですね。
② 個別株で当てにいかない 「どの銘柄が上がる?」を追いかけるのではなく、市場全体にまるっと投資するインデックス。地味だけど、これが再現性のある王道だと言い切ってくれます。
③ とにかく“続ける・ほったらかす” いちばん難しいのが、実は「何もしないこと」。値動きが気になって売ってしまう人に、「見ないで続ける」大切さを教えてくれます。
正直な注意点(ここは差し引いて読む)
良い本ですが、鵜呑みにしないほうがいい部分もあります。
- アメリカ株(全米株)が中心の話なので、日本で実践するなら新NISAやオルカンなど、今の日本の制度・商品に置き換えて読むのがおすすめです。
- 節約の徹底ぶりは、人によっては「そこまでやるの?」と感じるかもしれません。全部マネする必要はなく、自分に合う分だけ取り入れるでOKです。
- あくまで一般的な考え方・体験談であり、特定の商品の売買をすすめるものではありません。投資の最終判断はご自身で。
こんな人におすすめ
- 投資が気になるけど、こわくて始められない人
- 節約はしているけど、「その先」をどうすればいいか分からない人
- ラクして続けられる、地味だけど堅実な方法を探している人
まとめ
読後に1つだけ実行するなら
過去1か月の明細から、通信費・保険・使っていないサブスクのどれか一つを選びます。そこで浮く月額を計算し、同額の積立設定まで同じ日に行います。節約だけで終わらず、浮いたお金が自動で投資へ移るところまで作るのが、この本を家計へ落とし込むコツです。
一方、生活防衛資金がない人や近く使うお金まで投資しようとしている人は、先に現金を分けてください。本の勢いより、自分の家計の順番を優先します。
『ジェイソン流お金の増やし方』は、「節約して、インデックスに積み立てて、ほったらかす」という、退屈だけど最強の王道を、やさしく背中を押してくれる一冊でした。
節約(守り)のやり方は家計管理は“気合い”より“仕組み”で、インデックス投資(運用)の始め方はオルカンだけじゃ物足りない…と感じたらでも書いています。あわせて読むと、この本の内容が“自分ごと”に変わると思います。
今日の一歩は、まず支出を1つ見直して、浮いたお金を積立にまわすイメージを持つこと。ここから一緒に、のびしろを伸ばしていきましょう。


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