「固定費、見直したほうがいいのは分かってる。でも何から?どこまで下がるの?」
——そう思っているあなたに、先に結論を。
私の場合、固定費を本気で見直したら月5万円以上下がりました。 削れる金額は家賃や保険の入り方で変わりますが、「思っているより下がる」ケースは多いはずです。
ただし、大事な注意があります。見直しで“浮いたお金”には、性質のまったく違う4種類が混ざっています。ここを分けずに「月10万円以上浮いた!」と使ってしまうと、逆に家計を崩します。私の実例で、その正体まで正直にお見せします。
これは「守り=栓を閉める」の話
このブログでは資産形成をお風呂にお湯を溜めることにたとえています(→資産3000万円ロードマップ)。固定費の見直しは、その中の①守り=栓を閉める、つまりお金の“漏れ”を止める作業です。
守りの良いところは、支出を下げられれば効果が毎月続きやすいこと。月の固定費を1万円下げれば、年間では12万円です。ただし解約金、更新月、必要な保障、初期費用があるものは、変更前に条件を確認します。
考え方の土台(“仕組み”で減らすECRSの法則)は、がんばらない家計管理にまとめています。この記事は、その“実践編”です。
まず全体像を「見える化」する
削る前に、いま何にいくら払っているかを把握します。ここが抜けると、削りどころが見えません。家計簿アプリのマネーフォワードなどを使えば、固定費が自動で一覧になります。まずはここから。
私が実際に削った固定費リスト(効果の大きい順)

金額はプライバシーのため、ざっくりレンジで書きます。
① 通信費:約1.5万円/月
- 携帯を大手から格安SIMへ(これだけで大きく下がりました)
- 光回線・ネット回線も見直し
スマホ・ネットは「一度替えれば、毎月ずっと効く」ど定番。まず手をつけるならここ。
大手キャリアからいきなり格安SIMへ行くのが不安なら、ahamoのようなオンライン専用プランを挟むのも現実的です。店舗サポートより毎月の料金を下げたい人、でも回線の安心感は残したい人は、最初の比較候補に入れてOKです。
候補を絞るときは、ahamo・NUROモバイル・LIBMOの料金と向く人を比較してください。使用量・通話・初期費用を同じ条件で並べています。
② 保険の断捨離:約2万円/月
- 医療保険・がん保険・地震保険・車両保険など、過剰だった保障を解約
- 本当に必要な分だけ、掛け捨てで最小限に入り直し
日本には高額療養費制度などの公的保障がありますが、必要な民間保険は家族構成・貯蓄・働き方で変わります。私は公的保障と自分の必要額を確認した結果、過剰だった保障を見直しました。厚生労働省の高額療養費制度や、会社員なら協会けんぽの傷病手当金も確認材料になります。
③ サブスク・会費:約1.3万円/月
- ほとんど行けていなかったジムを解約
- 使えていなかった英会話も解約
「いつか使う」で払い続けていたものを、正直に手放しました。
④ 設備投資でガソリン代ゼロ:約1.6万円/月
- EV・V2H・太陽光発電の導入で、ガソリン代(給油2回/月ぶん)がまるごと不要に
ただしこれは初期費用がかかる“投資”です。無料で下がったわけではないので、回収前提で考える必要があります(→太陽光×EVを実データで検証)。
太陽光や蓄電池は、1社だけの見積もりで決めないことがかなり大事です。無料診断や資料請求で相場感を見たい人は、まごころ工務店のような太陽光・蓄電池の相談窓口も比較材料になります。
→ ①〜④を足すと、正味の固定費削減は月5〜6万円になりました。
★ここが本題:“浮いたお金”は4つに分けて考える

実は私は、上のリスト以外にも家計を整理して、見かけ上は月13〜14万円ぶんの支払いが減りました。でも——この数字を単純に「浮いたお金」と呼ぶのは危険です。中身はこう分かれています。
| 種類 | 中身 | 正体 |
|---|---|---|
| A 純粋な節約 | 通信・過剰保険・サブスク | 無駄を削る。一生効く。最優先 |
| B 設備投資リターン | EV・太陽光でガソリン0 | 初期費用の回収。無料ではない |
| C 運用への付け替え | 貯蓄型・変額・学資保険をやめた分 | 支出減ではない。運用へ回すお金 |
| D 借金完済で浮いた分 | 奨学金の返済が終了 | 消費ではなく攻め・運用へ |
いちばん注意したいのが C 。貯蓄型・変額・学資などの保険をやめると、毎月の支払いは消えますが、それは“貯めていたお金”でもあります。だから浮いた分を生活費に溶かすのではなく、新NISAなどの運用に付け替えるのが正解(→新NISAは何から始める?)。「保険と運用は分ける」が基本の考え方です。
D の借金完済も同じ。浮いた返済分を消費に回すと、せっかくの余力が消えます。ここは攻め・運用に向けたい。
つまり、純粋な“節約”として自由に使えるのは、見かけの14万円ではなく5〜6万円。この違いを分かって使うかどうかで、家計の伸びはまるで変わります。
保険を見直すときの注意(大事)
- 貯蓄型・変額・学資保険の途中解約は、元本割れ(解約返戻金が払込より少ない)になることがあります。金額と条件を必ず確認してから。
- 公的保障・貯蓄・家族構成を確認し、不足するリスクだけを民間保険で補う。掛け捨てか貯蓄型かも、保障と資産形成を分けて比べる。
- 何を残すべきか迷ったら、“稼ぐ前に守る”の考え方が助けになります(→お金は「稼ぐ」より「守る」が先)。
あなたの固定費チェックリスト(今日からの順番)
手軽さと効果のバランスで、この順がおすすめです。

- 家計を見える化する(アプリで固定費を一覧に)
- 通信費(携帯を格安SIM/光回線を見直し)
- サブスク・会費(惰性のものを解約)
- 保険(過剰保障を解約→必要分だけ掛け捨て)
- 車(任意保険の見直し・所有の是非)
- 設備投資(電気・ガス・太陽光など。回収前提で)
まとめ:守りで5万、その勢いを攻め・運用へ
- 私の場合、固定費の見直しで月5〜6万円の負担が下がった(=年60万円前後)。ただし設備投資と運用への付け替えは、純粋な節約と分けて考える
- ただし“浮いたお金”は4種類。純粋な節約・設備投資・運用への付け替え・借金完済を分けて考える
- 純粋に自由になるお金は見かけより少ない。運用に回す分・攻めに回す分を、消費に溶かさない
守りは即効で確実。でも、下げるのには限界がありますが、攻めは天井がありません。だから守りを固めたら、次は攻め(副業)へ。
削って浮いたお金を、消費ではなく“のびしろ”に。ここから一緒に、一歩ずつ伸ばしていきましょう。
次に読むなら
- 固定費をどこから見ればいいか迷う → 家計管理は“気合い”より“仕組み”。イクルス(ECRS)の法則
- 浮いたお金を資産形成に回したい → 新NISAとは?初心者向けの始め方10ステップ
- 収入の選択肢も増やしたい → 厳選おすすめ副業|フロー型×ストック型で整理


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